映画「山本慈昭

 望郷の鐘」(山田火砂子監督)の初日舞台あいさつが17日、都内で行われた。

 戦時中を旧満州で過ごし、帰国後に中国残留日本人孤児の問題に尽力した住職の山本慈昭の生涯を描いた作品。住職を演じた内藤剛志(59)は「重いテーマだけど、おもしろくなければ映画じゃない」という山田監督の思いを胸に、撮影に臨んだことを明かした。

 一方で、同監督が次作について「『蟹工船』の小林多喜二原作のお母さんの話」と明かすと、内藤は「今度は悪代官のような、悪い役を下さい」とアピール。「何なら、カニの役でもいいです」と笑わせた。

 ほか渡辺梓(45)山田監督が登壇した。