市原悦子の「家政婦は見た!」が終了
テレビ朝日系土曜ワイド劇場の人気シリーズ「家政婦は見た!」が終了することになり6月30日、都内のホテルで主演の市原悦子(72)が会見した。26作目「家政婦は見た!ファイナル」(12日午後9時放送)をもって見納めになる。
市原は「いい時に幕を引いてもらえる。無事終えてホッとしています」と笑顔を見せた。今回の26作目で終了になると、収録が始まる前に聞いたという。「もう、そろそろかなとぼんやりと思っていました」と振り返る。
家政婦石崎秋子の役にはいとおしさを感じていた。夫も子供も貯金もなく、汗を流して家政婦としての日当をもらって生きる。それでいてエリートたちのとんでもない姿をしっかり見て聞いて憤りを感じ、彼らの行動への怒りを伝える。ほぼ毎年演じていくうち、人間として重要な役を演じていると思ったという。
「今度はどんな世界を見られるのか、1年に1度台本をもらうのが楽しみでした。どんなに叫んでも事態は変わらず、エリートも変わらない。庶民は結局また働きに行くむなしさがある」。
こんな上流社会に果敢に反発する姿が視聴者の人気を集めた。「もっと意地悪してください」とファンから言われたこともあるという。そして「今度は(別のドラマで)根っからの悪い女をやりたいですね」と再び笑った。
最終回は外務官僚一家とアフリカのある国との密約が絡む。それを市原ふんする秋子が盗み聞きしたところ、とんでもない秘密があると分かる。果たしてこの一家にどう挑むのか。
家政婦役は今回をもって終止符を打つものの、制作サイドでは違うシリーズで市原を起用する構想もあるという。
[2008年7月1日9時2分 紙面から]
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