フリーアナウンサー膳場貴子は21日、MCを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演。日本の国旗を傷つける行為を罰する「国旗損壊罪」を創設する法案が、与党に加えて一部野党も加わって国会に共同提出されたことをめぐり、「とても違和感が残る」と指摘した。
番組では1週間の出来事を振り返るコーナーで、同法案の国会への共同提出に触れた。同法案は高市早苗首相の肝いり法案の一つ。当初の法案の内容に反発し反対する姿勢をみせていた野党が多かったが、自民党がすでに傷つけられた国旗を掲げる行為は処罰対象にならないことや、国旗を傷つける様子をSNSに投稿することを刑罰の対象から外したことで、当初は与党案に反対姿勢だった国民民主党が、法案の共同提出に加わったことを伝えた。
一方で、国民民主の玉木雄一郎代表が共同提出に加わった理由を説明する中で、同法案を新設する立法事実について「ないと思います」「ないと思いますが予備的、予防的な立法もあり得るというのが与党側の主張。そこは、百歩譲って受け入れた」と語った場面も報じた。中道改革連合などは、この「立法事実がない」という理由から、反対する姿勢であることにも触れた。
膳場は「自民党は、『国旗を大切に思う人の心情を守るために必要な法整備だ』と主張していますが…」とした上で、「(法案の共同提出に加わった)国民民主党ですら、立法事実はないと。つまり、法律の必要性はないと言っている状況での法律をつくろうということで。ちょっと、とても違和感が残ると思うんですが」と指摘した。
この日コメンテーターで出演した日本総研主席研究員の藻谷浩介氏が「日本という国は、あえてこういうことは決めないという方針を貫いてほしかった」などと指摘すると、膳場は「いろんな懸念がある中、国会ではすっと通ったなという印象がある」とも口にした。
与党が参院で過半数を持たない中、国民と参政党の野党2党が与党とともに法案の共同提出に加わったことで、同法案は7月17日が会期末の今の国会で成立する見通しとなっている。



