元タレント小向美奈子(24)が出演した東京・浅草のストリップ劇場「浅草ロック座」25周年特別興行が29日、千秋楽を迎えた。6月5日の初日に匹敵する立ち見も含め約300人の観客の前で、86センチ、Eカップの自称スライム乳をこの日も各公演で約2分間披露した。露出と演出は期間中ずっと控えめだった。グランドフィナーレの後のあいさつでは涙ながらに「初日はゴタゴタで(一部)公演が取りやめになり、ご迷惑をおかけしました。ちゃんと終われるかなと思いましたが、何とかこなせました」と語った。

 終了後、舞台上で記者会見に応じた。復活の場所として選んだことについて「知人を通じて浅草ロック座の存在を知り、芸術性の高さにひかれた」と説明。公演直前、前所属事務所からの出演禁止の仮処分申請を東京地裁が認めながら強行出演した件については、今回は了承を得たが、今後については話し合われていない。ロック座は「前事務所とは本人が誠意をもって対応する」と話した。

 今後について小向は「ストリップは体で表現できるすばらしい作品。またやってみたい」と意欲を見せた。ロック座側も「3、4カ月に1度出演していただけたら」と期待していた。

 [2009年6月30日8時39分

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