<第61回NHK紅白歌合戦>◇リハーサル◇30日◇NHKホールほか

 小林幸子(57)の豪華衣装は今年も健在だった。衣装タイトルは「母鶴」。歌の途中で、高さ6メートルまで上昇する小林を包み込むように羽根が出現し、巨大鶴に変化。小林を背中に乗せて雄大に羽ばたいた。91年の衣装「冬の鳥」、06年の「火の鳥」に続く「鳥3部作」で、リハーサルを見ていたAKB48のメンバーも「すごーい」と声援を送った。

 鶴は幅13メートル、高さ8メートルで制作期間は半年、総重量は昨年の「メガ幸子」よりも2トン軽い1トンという。鶴の飛行に合わせ、小林自身も体の向きを変えているそうで「今までの紅白で歌いながら一番、動いています。初めて乗った時は感動しました」と話した。

 羽根は根元が機械で、先端は8人の人の力で動かしている。小林は、前日公表した自身のイラストについて「周囲にはアヒル、ペンギンと言われましたが鶴です。高い位置でも慣れているので怖くない」と笑顔だった。

 [2010年12月31日9時18分

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