1990年(平2)にフジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマ「おどるポンポコリン」などを大ヒットさせた8人組音楽グループのB.B.クイーンズが、結成20周年を記念し、活動を再開することが23日、分かった。4月29日、30日に宮城・川崎町のエコキャンプみちのくで開催される「荒吐ロックフェスティバル」で、約2万人の観客を前に、ライブを披露する(出演日未定)。関係者によると、同グループのライブは結成以来、初めてという。

 同グループは、90年のデビュー曲「おどるポンポコリン」で約164万枚を売り上げ、オリコン年間シングルチャート1位を記録した。NHK「紅白歌合戦」にも出場。その人気は社会現象にもなった。91年にはコーラス担当の宇徳敬子、村上遙、渡辺真美がMi-Keを結成。デビュー曲「想い出の九十九里浜」で各音楽賞の新人賞を総ナメにした。しかし、8人の個々の活動が忙しくなり、グループは92年に活動を休止した。

 19年の時を経て再始動する同グループのメンバーは、近藤房之助(59=ボーカル、ギター)坪倉唯子(47=ボーカル)増崎孝司(48=ギター)宇徳(43=ボーカル、コーラス)の4人になる。他の4人は所属事務所を退社、アーティスト活動から引退などの理由で不参加だが、近藤は「このグループにしか出来ないことがあると思うので楽しみにしていてください」。宇徳は「B.B.クイーンズは音楽活動の原点なので、再始動に参加出来て光栄です」と喜んでいる。関係者によると、年内にはCD発売の方向といい、増崎も「目指せ紅白、いや、目指せグラミー賞!」と意気込んでいる。