インテルミラノの日本代表DF長友佑都(24)が米アニメ映画「カーズ2」(7月30日公開)のCMに出演、今日15日から全国で放送される。

 「カーズ2」はディズニー・ピクサーの最新作で、“クルマの世界”を舞台に、天才レーサーのマックィーンと、おんぼろレッカー車メーターのコンビが大活躍するアクションアドベンチャー。マックィーンとメーターは日本を皮切りに世界各国で冒険を繰り広げ、“絆”を武器に陰謀に立ち向かう。同じように日本を飛び出して“仲間との絆”をパワーにして世界で活躍する長友の姿が、「仲間と一緒に奇跡を起こす!」というCMのテーマとイメージが重なることから、出演が決まったという。

 撮影は3月上旬にイタリア・ミラノ郊外のスタジオで行われた。長友は主人公マックィーンのボディーカラーと同じ深紅のウエア姿で、ドリブルやシュートを披露。カメラに向かって「仲間と一緒に奇跡を起こす!」というメッセージを力強く語った。イタリア人撮影監督とは通訳を介さず、イタリア語でやりとりしていた。

 完成したCMを見た長友は「マックィーンとメーターと共演できてうれしいです。スタジオではシュートやドリブルなどサッカーをしているところを繰り返し撮影したのですが、こんなふうに編集されて1本のCMとして完成したものを見ると感激しますね。僕も早く『カーズ2』が見たいです」と感想を話した。

 3月29日には大阪・長居で行われた復興支援チャリティーマッチに出場した。「『カーズ2』は仲間と一緒にさまざまな困難に立ち向かう映画です。僕自身も仲間がいるからこそ、頑張れる。仲間がいるからこそ、立ち上がれる。今度は『カーズ2』を通して日本に元気を送りたいと思います」と熱く語った。

 「カーズ2」はピクサー設立25周年作品で、世界中で大ヒットした「トイ・ストーリー3」のスタッフが製作した。