韓国俳優チャン・グンソク(24)が17日午前、出演ドラマ「メリは外泊中」のイベント出席などのため、大韓航空機で羽田空港に到着した。前日16日は、韓国の6人組男性グループ、BEASTが入国審査トラブルで入国できず、韓国にとんぼ返りしたが、グンソクはスムーズに入国。グンソクが“うなぎ”と呼ぶファン800人の歓迎に投げキスで応えるなど、終始ご機嫌だった。

 グンソクが羽田空港の到着ゲートに姿を見せたのは午前11時半ごろ。到着口で待つ取材陣を見つけると、日本語で「お久しぶり~」とあいさつ。さらに笑顔で手を振り、投げキスを送った。

 来日は約2カ月ぶり。ゆっくり歩きながら、矢継ぎ早に質問する取材陣に身ぶり手ぶりで対応した。「眠いですか?」と聞かれると、「眠い~」と言いながら、手で軽く口を押さえてあくびをする“見せあくび”パフォーマンスを披露。食べたい物は「お・す・し」とニッコリ。行きたい所を聞かれると「秘密」といたずらっぽく笑った。

 到着ゲートに姿を現し、入国手続きを終えて大勢のファンが待ち構える到着ロビーに立つまでかかった時間は約15分。前日16日はBEASTが同空港で入国拒否されるトラブルが発生したが、グンソクはスムーズに入国審査を通過した。

 韓国有力紙、中央日報はBEAST側の話として「試写会出席だから何の問題もないと伝えられたが、興行ビザを準備すべきだった」と報道。利益が発生するイベントで必要とされる興行ビザを取得していなかったことが入国審査トラブルの理由と指摘した。一方、グンソクの関係者によると、グンソクは1カ月以上前に興行ビザを取得したという。興行ビザの有無が明暗を分けた形になった。

 「感動やエネルギーをくれるから」との理由で、グンソク自らが“うなぎ”と命名したファンは、この日約800人駆け付けた。スムーズに入国したグンソクは、大勢のうなぎたちを目にすると、頬をほころばせた。わずか数分だったが、到着ロビーで即席ファンサービスを実施。何度かサングラスをずらし、ニッコリほほ笑んだ。手を振り、投げキスし、踊るファンを見つけると、その場でステップを刻んだ。ある女性ファンは「グンちゃんは何度も来日してるし、しっかりしてるから大丈夫。入国トラブルなんてあるはずないわ」と笑顔で断言していた。