日本初の「マッコリBAR」が23日、東京・六本木ヒルズにオープンし、サントリー「ソウルマッコリ」のCMに出演している韓国俳優チャン・グンソク(24)のファンなど約700人が集まった。「ソウルマッコリ」のPRのため、25日までの3日間限定で営業する臨時店で、グンちゃんの来店予定もないが、オープン時刻の午後3時には、店内は女性客であふれかえり、店外にも100人以上が列を作った。

 店内では、今年3月から放送されているCMに登場する白を基調としたスタンディングバーが再現された。グンちゃんは来ないと分かっていても、CMと同じ雰囲気の空間にいるだけでファンは満足。その上で、182インチの大型ビジョンから、グンちゃん出演のCM映像が流されると、「ギャー」「グンちゃ~ん」などの歓声を上げ、携帯電話を取り出して映像をパチリと撮り始めた。

 同店の入場料は300円。男性バーテンダーが提供する6種類のマッコリカクテル2杯とソウルマッコリの計3ドリンクが楽しめるが、長崎県から訪れた田中千絵さん(26)は、男性をグンちゃんと仮想して人生初の飲酒をした。「足がグラグラしていますが、グンちゃんのおかけで何とか飲めました」と頬を赤くしながら話していた。【峯岸佑樹】