<第62回NHK紅白歌合戦>◇リハーサル◇29日◇NHKホール

 AKB48関連の6グループが29日、初めて勢ぞろいした。AKB48が75人、名古屋のSKE48が48人、大阪のNMB48が16人、福岡のHKT48が16人、21歳以上のSDN48が39人、インドネシア・ジャカルタのJKT48からも16人が出場し、合計210人が集結。本番では、紅組では最大人数となるメンバーが、「がんばろう」の人文字を作ることになった。

 衣装を本番まで隠すためにレッスン用の衣装で行ったリハーサルでは、「風は吹いている」を選抜メンバー18人で、続く「フライングゲット」は61人、最後の「Everyday、カチューシャ」を、210人で歌った。先月結成されたばかりのHKT48やJKT48らも加わったことについて、高橋みなみ(20)は「こんなにたくさんの人がステージに上がれるんだぁ」と驚いた。

 紅白出場は3年連続4回目。今年は1カ月以上前から同番組の応援団も兼ねてきた。大島優子(23)は「(アイドルは)元気を与えられる仕事だということが分かった。一方で、被災地から逆に元気ももらえた」と話した。東日本大震災直後に始めた復興支援活動「誰かのためにプロジェクト」の集大成の1つとして、紅白の舞台に立つ。宮城・仙台での握手会では、「僕の家は流されたけどAKB48の曲で励まされた」と言われた高橋は、「私たちは大勢で歌って踊れる。その華やかさで元気を送りたい」と、全力パフォーマンスを誓った。