NHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~金曜午前8時)の第28話が8日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、香淑(ハ・ヨンス)との思い出作りのため、海にやってきた寅子(伊藤沙莉)たち。一方、涼子(桜井ユキ)の元にも大きな問題が。父侑次郎(中村育二)が失踪し、家を継ぐためにやむなく涼子が婿を取ることになったという。試験はもう受けられないと言い出した涼子によね(土居志央梨)は怒りをぶつけるが、「母寿子(筒井真理子)を見捨てることができない」という涼子の言葉に、しぶしぶ引き下がる。また、梅子(平岩紙)は離婚届を突きつけられる。そんな中で寅子、よね、優三(仲野太賀)らは高等試験に挑む。

香淑が退場、涼子も断念、梅子も試験のときに海に行くなど、波乱の展開となった。

博多大吉は「ちょっと展開が…怒濤(どとう)というか…」と朝ドラ受けすると、鈴木奈穂子アナウンサーも「梅子さん何してたんでしょうね、最後ね」と応じた。大吉は「崖みたいなところにいるのがね」、鈴木アナも「絶対にダメなところに」と心配した。大吉は「一気に3人がね」、鈴木アナも「そうですよねえ」と残念がった。華丸も「理不尽な時代とともに」と思いやった。

同ドラマは日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じる。

朝ドラ110作目で、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描く作品。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。

石田ゆり子、三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典、松山ケンイチらが出演。尾野真千子が「語り」を担当。よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本。主題歌「さよーならまたいつか!」をシンガー・ソングライター米津玄師が務める。