女優綾瀬はるか(27)が29日、カーネル・サンダースに扮(ふん)して、都内で行われた日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の会見に出席した。

 ケンタッキーフライドチキン創業者であるサンダースの手記がこのほど米国で発見され、6月6日から日本語版が電子書籍としてKFCホームページで公開される。KFCではこれにちなんで、さまざまなキャンペーンを展開する。

 白いあごヒゲに眼鏡姿で現れた綾瀬は「綾瀬はるカーネルです」とあいさつして会場の笑いを誘うと、「オリジナルチキン」作りに挑戦した。サンダースが1939年に調理法を完成させた「オリジナルチキン」は現在も、世界各国で同じレシピが使われている。綾瀬は、秘伝のスパイスと小麦粉を混ぜた「フラワー」と呼ばれる粉をチキンにまぶす作業を担当。「さわり心地いいですね」と言いながら、熱心に取り組んだ。

 途中、スパイスが鼻に入ってくしゃみをする一幕もあったが、「オリジナルチキン」は無事完成。出来上がったチキンを試食した渡辺正夫社長に「綾瀬さんの手作りのチキンが食べられるなんて。お店とは違う次元のおいしさでした」と褒められ、照れ笑いを浮かべていた。

 KFCでは、サンダースが7歳の時に初めて作ったパンをアレンジした「カーネル

 ライ麦パン」を6月28日に発売。また、発見された手記に記されたレシピをヒントにした3種類のメニューを開発中で、その中から投票で販売メニューを決定する「新メニュー商品化選挙」を実施する(6月6日からKFCホームページで投票開始)。著名人が参加する「オリジナルチキン手づくりチャレンジコンテスト」も7月4日に開催する。