俳優高嶋政伸(45)と妻でモデルの美元(みをん=32)が1日、東京家庭裁判所で行われた離婚裁判にそろって出廷した。原告の高嶋は、美元の度重なるストーカー行為や高額の生活費の要求など特殊性を暴露。愛情は一切なく、「芸能生活をなげうってでも離婚したい」と訴えた。一方、被告の美元は「今日も会えてうれしい」と高嶋への思いを口にし、高嶋が睡眠薬を常用しており、記憶違いや誤解があると指摘。その上で離婚の意思がないことを強調した。次回は7月27日に弁論が行われる。<双方の主張の違い>◆生活費

 美元側-専業主婦になってと言われ悩んだ。生活費をもらおうと思わなかった。ブランド購入費はもらっていない。

 政伸側-家賃や光熱費を除く生活費が月50万円で足りないと主張され、月100万円+小遣い9万円を要求された。◆旅行費

 美元側-高嶋が行って良かったと言っていた場所に、勧められるままに旅行をしただけ。

 政伸側-美元は09年夏ごろから約半年間、英国、米国、中国、チベット、韓国などを旅行。費用約650万円は高嶋が負担。◆車の購入

 美元側-薬をのむ高嶋の送り迎えのために中古で購入。半分払うと言う高嶋に専業主婦を望むなら買ってと要求した。

 政伸側-美元がほしいとカタログを見せた。断るともめて厄介になると思い、買って贈与税も払った。◆家事

 美元側-08年暮れに家政婦がやめるまで台所に立つことも出来なかった。09年から週の半分は私が料理した。

 政伸側-家事はほとんどしていなかった。美元の帰宅が深夜になることも多く、食事はほとんど出前や買ったもの。◆体調

 美元側-高嶋の不眠は結婚前からで、プロポーズの際に睡眠薬常用を告白。

 政伸側-家庭生活のストレスで不眠、食欲不振、手足の震えなどが生じ、通院。◆DV

 美元側-口論の際、挑発した高嶋の左ほおを平手打ち。その後も口論はあったが、暴力はこの日以降、一切ない。

 政伸側-10年5月17日に口論になり、美元が高嶋の左目を強打。目が見えなくなるほどの強さで、恐怖を感じた。◆結婚までのデート

 美元側-5、6回。

 政伸側-2回。◆高嶋家カレー

 美元側-私がアレンジしてつくったもの。

 政伸側-見たことも口にしたこともない。◆美元のストーカー行為有無

 美元側-体調が悪くなったとジムから連絡があり行った。事実の違いが多々ある。

 政伸側-ジムや京都、別居で泊まったホテルなど複数回あり、恐怖のあまり腰が抜けた。