オセロ中島知子(40)が昨年6月から今年3月まで滞納していた東京・渋谷の自宅マンション家賃を、所有者の俳優本木雅弘(46)夫妻に対し、5月に全額返済していたことが7日、分かった。本木への返済額は家賃9カ月分+日割り分などで、総額約785万円。本木が立ち退きと滞納家賃全額支払いを求めた提訴を取り下げてから約2カ月。中島は完済によって、自宅マンションに関連する一連の騒動を“清算”した。

 不動産に詳しい関係者によると、中島は5月に一括で、約785万円全額を本木夫妻に支払ったという。内訳は、自宅用に借りた東京・渋谷のマンション一室の昨年6月~今年2月までの9カ月分の家賃(月65万円)と3月の日割り分家賃。そのほか、契約更新時の更新料などが含まれている。また、個人事務所用に借りたマンションの家賃未払い分650万円も同時に完済したという情報もある。

 中島は09年から自称霊能者の女性と同居。その後、レギュラー番組を休みがちになり、同4月には所属事務所が中島の無期限休養を発表。前後して、自宅マンションに引きこもる生活を送るようになった。家主だった本木夫妻はついに今年2月、立ち退きと家賃滞納分約390万円の支払いを求めて提訴した。夫妻は話し合いでの解決を望んでいたが、中島の身柄を確保したい両親からの依頼もあって、提訴に踏み切った。

 2月末に中島は両親や事務所関係者の説得に応じ、マンションを出た。中島は同居していた自称霊能者の女性のマインドコントロール下にあるとされ、中島の関係者が、オウム信者の脱洗脳で有名な脳機能学者、苫米地英人氏に脱洗脳を依頼。現在は長期療養に入り、同氏のカウンセリングを受けるなど、心と体のケアに取り組んでいる。

 周囲による“奪還作戦”直後は激太りしていたなどと週刊誌で報じられたが、現在は徐々に体調が回復している。写真週刊誌「フラッシュ」最新号では、今月初旬に撮影した中島の写真を掲載。奪還直後よりスリムになった姿を収めている。所属の松竹芸能は「まだ、先のことは何も決まっていません」としているが、近い関係者は「中島は芸能界復帰を望んでいる」と話す。家賃滞納分を完済したことで、一連の騒動に完全に終止符を打った。あとは体調や精神状態を万全な状態に戻し、復帰を目指していくものとみられる。