雨上がり決死隊の宮迫博之(42)が6日から都内の病院に入院し、胃がんの手術を受けることが3日、分かった。この日、大阪市内で行われた番組収録に参加して「早期発見やから、取ってしまえば大丈夫みたい」などと話した。病名についてこの日まで消化器系疾患としてきたが、関係者が胃がんと認めた。手術は今月10日前後に行い、早ければ来年1月中旬の仕事復帰を目指すという。

 宮迫は、ABCテレビで行われたレギュラー番組「雨上がりの『やまとナゼ?しこ』」(火曜午後11時17分、関西ローカル)の収録に明るい表情で参加した。収録中に「ものすごい、信じられへんぐらい早く見つかったんで、病気自体は結構なもんらしいけど、ホンマの早期発見やから、取ってしまえば大丈夫みたい」と現状を報告した。

 がんは、11月上旬の人間ドックで発見した。「6年くらい前に番組で人間ドックを受けてから、全然検査を受けてへんかったけど、急に思い立った」。胃カメラによる検査で異常が見つかった。宮迫によると、アジア系外国人の担当医からたどたどしい日本語で「トリアエズ、トッテシマエ」と言われたという。後に、早期の胃がんだったことが判明したという。

 収録中では最後まで冗談を飛ばし続けた。心配する相方の蛍原徹(44)らの前で、胸をたたいてみせた後で「見てみ、この感じ。死ぬけ?」。焼きそばの試食をするコーナーでは「もうすぐ、こんなもんも食えなくなる」と言い、さらに自分を心配した和田アキ子(62)からの連絡には、「ドキッとして病気悪化したわ」。和田から「見舞い行かんほうがええやろ?」と言われ、「そうですね。病棟の人、みんな悪化しますから」と即答したエピソードを明かして笑わせた。

 6日から都内の病院に入院する。レギュラー番組10本を抱えており、「ギリギリまで仕事をする」。10日ごろに手術を受け、その後は療養する。入院から約1カ月後の復帰を目指している。この日の収録は、来年1月8日と同15日放送分。番組の中では「これね、だいぶ前の収録なんで、まだ手術しておりませんねん」。同22日放送分の収録は手術後になるため、「来週あたり、僕(食事制限などで)激やせしてますから」などと言って現場をなごませていた。