若手歌舞伎俳優尾上松也(28)が、6月のコクーン歌舞伎「三人吉三」(東京・渋谷のシアターコクーン)に抜てきされたことが5日、分かった。亡き中村勘三郎さんが始めたコクーン歌舞伎に初登場ながら、中村勘九郎(32)の和尚吉三、中村七之助(30)のお嬢吉三に並び、お坊吉三の大役を演じる。昨年9月には元AKB48の前田敦子(22)との熱愛が発覚。交際は順調のようで、2014年は公私で勝負の年になる。

 昨年9月末の前田敦子との熱愛発覚をきっかけに、知名度を一気に上げた松也が、大役出演を決めた。

 コクーン歌舞伎は1994年(平6)、中村勘三郎さんらが出演し、シアターコクーン芸術監督だった串田和美さんの演出で始まった。古典歌舞伎を斬新な演出で上演して若い観客を中心に人気を呼び、毎年の恒例公演となった。「三人吉三」は勘三郎さん、中村福助、中村橋之助で01年に上演された。悲劇のラストに向かって疾走する3人の無頼の若者の姿を描き、07年にも再演された人気演目。勘三郎さんが12年12月5日に亡くなった後、初のコクーン歌舞伎となる今回の出演者は若返り、リーダー格の和尚吉三に勘九郎、お嬢吉三に七之助、お坊吉三に松也が抜てきされた。

 松也は前田との熱愛が発覚した当時からミュージカル「ロミオ&ジュリエット」に出演するなど、役者としての幅を広げていたが、その後も右肩上がりで仕事を充実させている。昨年11月の明治座「花形歌舞伎」で大役を演じ、片岡愛之助らとともに紳士服のCMにも登場。テレビ番組の出演機会も多くなり、12月15日のフジテレビ系「THE

 MANZAI」では口上による開会宣言を任された。文字通りの「あっちゃん効果」にも見えるが、関係者によると、コクーン歌舞伎に関しては、前田との熱愛が発覚する前から出演が内定していたという。

 また、別の関係者によると、松也が出演する歌舞伎やミュージカルを前田が観劇するなど、2人の交際は順調という。20代最後の年となる今年。仕事、恋愛の両面で充実期を迎えている松也の「男の決断」も注目される。

 ◆尾上松也(おのえ・まつや)1985年(昭60)1月30日、東京都生まれ。堀越高卒業。祖父は新派俳優の春本泰男、父は6代目尾上松助。90年5月、2代目尾上松也を名乗って初舞台。NHK大河ドラマでは95年「八代将軍吉宗」で吉宗の少年時代、00年「葵徳川三代」で片桐元包、09年「天地人」で前田利長を演じた。映画は「シベリア超特急2」「源氏物語千年の謎」などに出演。屋号は音羽屋。