覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された歌手ASKA(本名・宮崎重明)容疑者(56)が25日夜、体調不良を訴え、留置先の東京湾岸署から都内の病院に搬送された。診察の結果、問題がなかったため、26日未明に同署に戻った。警視庁が明らかにした。

 警視庁組織犯罪対策5課によると、ASKA容疑者は25日夜に頭痛や吐き気を訴えた。26日午前2時半ごろには署に戻り、今後の取り調べに影響はないとみられる。捜査関係者は「薬物使用の影響がある」としており、禁断症状の可能性もあるという。25日は、都内にある所属事務所を警視庁が同容疑で家宅捜索していた。

 同課はASKA容疑者を同法違反(使用)容疑で27日に再逮捕する方針を固めた。