<フィッシング道>

 本格化している昼イカ狙いで、太平洋苫小牧市の樽前沖に12日、出掛けた。穏やかな天候の下、胴長18~25センチが1人50~90匹とまずまずの釣果を得た。

 午前5時、第28幸亀丸(亀谷孝之船長、【電話】090・3390・8583)に8人が乗船し、水深120~200メートルにかけて狙った。早朝は120メートルのベタ底で2~4匹と好調な滑り出し。群れが移動すると釣果も途切れた。何度も移動を余儀なくされたが、中型サイズを中心に、特大サイズも釣れて重量感は文句なし。イカが上がる度に海水やスミを吐き、反対のいる人にもかかるほどだった。

 その後は釣果が薄くなり、水深190~200メートルにポイントを替えた。予想通り1~3匹ヒットしたが、深場のため感覚が取りづらく、巻き上げ中にイカが外れるなど苦戦を強いられた。また、仕掛けの投入中に水深80~100メートル付近で回遊のサバに針を飲み込まれたり、魚が針にひっかかることもあった。仕掛けによって釣果に差が出たので、数種類用意した方が良さそうだ。釣果はほかに30センチサバが5~10匹。

 今回釣れたイカは刺し身用サイズを中心に、一夜干し用の大型や特大も。亀谷船長は「マイカ狙いは今後も続くが、台風で変わらなければ楽しめる」と話しているように、気軽な昼イカはまだまだ楽しめそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=60】