東京都の小池百合子知事は21日の定例会見で、今月30日に開講する自身の政経塾「希望の塾」に対し、「東京のみならず、全国から、数え切れないくらいの応募をいただいている」と述べた。

 塾生の募集は20日で締め切られ、今後審査を経た上で、正式に塾生を選ぶことになる。

 小池氏の周辺によると、応募者が殺到していることから、30日午後、都内で行う開校式は、「複数回に分けて行うことになる可能性もある」としている。

 同塾は、将来的な「百合子新党」に発展するとの臆測もあり、来年夏の都議選を見据えてに、候補者発掘の目的も取りざたされている。

 小池氏は「ある種の『学びの場』を目的につくったものだ。それ以上でもなく、それ以下でもない」と述べるにとどめ、現段階では、あらためて新党への発展の可能性は否定した。