東京都の小池百合子知事が、11日の定例会見で、「勉強中」だとする手話を披露する場面があった。

 2020年東京五輪・パラリンピックの先を見据えた東京の都市づくりに、都民のアイデアを盛り込むというプラン「Beyond2020」に関する説明。小池氏は、「みんなで東京の未来を創りましょう」というフレーズを、手話を使いながらメッセージを送った。

 途中で、手話に迷い「違うか…。いや、違わない」とつぶやく場面もあったが、「みんなで」「未来を」「創りましょう」という言葉を、手話でメッセージを送った。

 同プランは、20年大会のさらに先を見据え、東京の明るい理想的な未来像を描くというもの。小池氏は、都民ファーストを掲げる観点から「東京が理想とする未来の生活像についても、都民の皆さんに考えていただきたい。こんな東京にしたい、こうすればもっとよくなるという、具体的なアイデアをどしどし募集します」と述べた。

 意見やアイデアの募集は今月25日まで。都民からのアイデアを受けて策定会議を行い、年内をめどに実行プランを発表。来年度予算に反映させることを目指している。