東京大学大学院工学系研究科の西成活裕教授(57)が3日、「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。国内の渋滞研究のエキスパートとして知られ、ゴールデンウイーク(GW)で発生する渋滞時での対応について語った。

渋滞している高速道路における車線の選び方などについて西成氏の解説の前に番組キャスター羽鳥慎一(53)が「西成先生に会う季節がやってまいりました。先生がくるとGWかお盆ですからね」と出迎え、元テレビ朝日社員の玉川徹氏(60)も「アイコンですからね、渋滞の。このお姿が、ご尊顔が渋滞のアイコンですから」と話すと西成氏はしずかに合掌した。

羽鳥が「渋滞学の第一人者、西成先生です。われわれは渋滞の話はよく聞いているので、松岡さんに聞きましょう」と今年4月入社の松岡朱里アナウンサーにクイズが出された。渋滞する3車線の高速道路で、どの車線を選ぶか。1番右側の追い越し車線か、真ん中の第2走行車線、もしくは最も左側の走行車線か。松岡アナは「追い越しだと速そうですが、ここは左車線じゃないでしょうか」と深い読みをして、正解した。

西成氏は「思い込みがあって追い越し車線の方が速いんじゃないか、って思い込んじゃうんですね。やはり渋滞時では左車線が速い。左車線の方が平均時速で10キロ速いんですね」と解説した。

とはいえ玉川氏は「それでも右側に行っちゃうんだよね」と話すと羽鳥は「なぜでしょうか? あなたが人間だからです。私もそうです」とスタジオを笑わせた。