江戸時代の絵師・葛飾北斎の作品を集めた「すみだ北斎美術館」が22日、東京・墨田区に開館する。

 北斎(1760~1849年)は本所に生まれ、生涯の大半を墨田区内で暮らし、冨嶽(ふがく)三十六景や北斎漫画などを描き、ゴッホやヨーロッパの印象派などに大きな影響を与えた。

 「北斎の帰還」と題したオープニング展は約100年ぶりに所在が分かった作品をはじめ、123点が展示される。墨田区では東京スカイツリー、両国国技館、江戸東京博物館などと並ぶ観光の柱としてPRしていく。

 観覧料大人1200円。東京都墨田区亀沢2の7の2(JR総武線両国駅から徒歩9分)。電話03・5777・8600。