2020年東京五輪・パラリンピックの3会場見直し問題で29日、4者のトップ級会合が行われ、東京都の小池百合子知事(64)が、有明アリーナか横浜アリーナかで揺れるバレーボール会場の結論をクリスマスまで先送りした。

 小池氏は4者協議後、都庁近くのホテルで行われた民進党都連のパーティーに出席し、蓮舫代表とエールを送り合う場面があった。競技会場の見直しをめぐり、孤立気味の小池氏は、「改革を進める仲間とともに都政を進めたい」とあいさつ。思わせぶりに、民進党との連携論に踏み込んだ。小池氏の知事就任後、都庁に出向いて女性リーダー同士の連携を確認し合った蓮舫氏は、会場見直しや豊洲市場移転問題などを持ち出し、「小池氏は古い政治と戦っている。改革しようとする知事をしっかり支えたい」と、こちらも思わせぶりに持ち上げた。