フジテレビの30代の男性記者が暴力団関係者に乗用車購入の際に名義を貸していた件で、同局は27日、「みんなのニュース」で処分を発表した。現在、記者職を離れている本人が1カ月の懲戒休職、担当役員2人が減俸処分、上司2人がけん責処分となった。

 元記者は数年前まで警視庁の記者クラブに所属し、記者として暴力団事件の取材を担当。14年春ごろに取材を通じて知り合った暴力団関係者から、高級飲食店で接待を受け、名義貸しを依頼されたとみられる。