自民党の小泉進次郎農林部会長は29日、二階俊博幹事長ら党執行部が、14年衆院選で比例復活した所属議員らに大型連休中の海外渡航を自粛するよう求めたことについて、「子どもじゃないのだから行く、行かないは自分で決めたらいい」と疑問を呈した。「危機感を持て、ということだとは思うが」とも述べた。千葉市の幕張メッセで開かれた「ニコニコ超会議」の会場で取材に応じた。

 一方、月末の金曜日の午後3時以降、仕事を早く終わるように政府が呼び掛けている「プレミアムフライデー」に対する認識にも苦言を呈した。

 「旗振り役は経産省だが、各省庁から『3時から何をしたらいいか、モデルケースを示してほしい』という声があったという。何をしたらいいか、分からない大人がいる。これを聞いた時、終わったと思った」と主張。「最後に自分を守ってくれるのは、自分しかいない。何時に帰るかは、自分で決めたらいい」と指摘した。