2020年東京五輪・パラリンピックの大会マスコットの応募要項が今月中旬に公開される。64年東京大会ではマスコットはなかったため日本の夏季五輪では初。組織委のマスコット選考検討会議のメンバーで、今後審査員も務める慶大大学院教授・夏野剛氏(52)とタレント中川翔子(32)がインタビューに応じた。最終候補3、4案から1作品に決定する際、全国の小学校の1学級に1票を投票してもらう仕組みが決まったが、学校ごとの事情を加味し、参加不参加などの判断は学校長に一任する新事実が明らかになった。

 近代五輪124年の歴史で初めてとなるマスコット選考過程に20年東京大会は挑む。国公私立問わず全国の小学校の「1学級1票が五輪の顔を決める」という、日本中を巻き込める驚きのアイデア。1月17日に始まった選考検討会議だが約1カ月後の第4回、早々に夏野氏が発言し、動き始めていた。

 夏野氏 1校で1票という案もあったが、子ども全員が参加してる感じがしないから、思い切って1学級1票とした

 中川 日本の歴史に残る話し合いになる。東京五輪のマスコット会議を授業でやったということが将来自慢できる。私は小学時代、赤面症で先生に指されてやっと答える児童だった。そんな一言でも、五輪の未来を変えるかもしれない。ワクワクして発言して!