自民党の武井俊輔衆院議員(49=比例九州)は2日、公設秘書が運転する車に乗り、宮崎県日南市の国道を走行した際、速度を大幅に超過したと明らかにした。宮崎市での記者会見で「作業に没頭しており、認識はなかった。おわび申し上げる」と謝罪した。 

武井氏や事務所によると、4月28日午前、国道220号を走行。付近の制限速度は時速60キロだったが、武井氏が撮影してX(旧ツイッター)に投稿した写真に「91キロ」と表示されたスピードメーターが写っていた。

投稿は観光誘客に関する内容で、この日は衆院補選の投開票日だったため不適切と判断し、直後に削除。第三者が削除前の投稿を引用して拡散し、速度超過を認識したとしている。

武井氏は、所有する乗用車の車検と自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)が切れていたとして、道路運送車両法と自動車損害賠償保障法違反の疑いで書類送検され、2022年3月に不起訴(嫌疑不十分)となった。(共同)