サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会で西野ジャパンが今日24日深夜に対戦するセネガルは西アフリカにあり、日本からは約1万3000キロも離れているため、あまりなじみはない。その両国を結ぶ意外な接点があった。それは、タコだ。国際協力機構(JICA)が09年から昨年まで、技術支援を実施、日本や欧州へ輸出できる水準へ引き上げた。

 日本の台所、築地市場でセネガル産タコ「セネタコ」を探してみたが、見つからなかった。場外市場の斉藤水産の斉藤又雄さんは「うちは国産しか扱っていない。築地でもあまり見ない。アフリカ産は量販店などが直接買っているのでは」と話した。同社では明石産ゆでだこが1キロ6000円、ゆで北海ダコは同4000円としており「タコは値段が上がっているね。アフリカ産でもキロ3000円はするのでは」と語った。国際協力機構(JICA)農村開発部の三国成晃さんは「築地で売られるような高級なものには、まだなっていない」と話した。