自民党の元衆院議員金子恵美氏(41)が6日、TBS系「サンデー・ジャポン」に出演し、政界を引退すると発言した。金子氏は「報告があって、最近繰り上げ当選を待っているだとか顔を売るためにテレビに出ていると言われるんですけど、まったく違って、もうハッキリさせておきたいと思っているのは、政治家は引退します」と発言。太田光に「選挙にはもう出ない?」と確認され「はい。そうですね」と答えた。今後については「メディアに出させていただいたり、講演の活動をしていきたい」と語った。

金子氏は17年10月の衆院選に新潟4区から出馬も、菊田真紀子氏(49)に敗れ、落選した。ただ、自民党では比例北陸信越ブロックの石崎徹衆院議員(35)が秘書への傷害と暴行の疑いで書類送検されている。石崎氏は議員辞職は否定している。一方、両容疑で起訴され、裁判で執行猶予のない禁錮刑以上の判決が確定した場合、失職する。

金子氏は自民党の比例北陸信越ブロックで繰り上げ当選の次点につけており、去就が注目されていた。金子氏が離党または、自民党が金子氏を除名した場合、比例名簿から除外され、金子氏の次点は長野1区から17年10月の衆院選に出馬し落選した小松裕氏(57)となる。金子氏が前回衆院選で出馬した自民党の衆院新潟4区の支部長は、党新潟県連が先月末、三条市の国定勇人市長(47)が就任することを承認。自民党本部への上申時期は慎重に決める方針となっている。