安倍首相は23日、官邸で新型コロナウイルス感染症対策本部会合を開き、総合的な基本方針を早急に取りまとめるよう指示した。

全閣僚がメンバーのこの会合をめぐっては、16日に小泉進次郎環境相ら3閣僚が地元日程を優先し、批判されているが、矛先は本部長の首相にも向く。会合への出席時間の短さと対照的に、その後、長時間の会食に出席するケースがあるためだ。今月13日は約16分、本部会合に出席後、自民党当選3回議員との懇親会などに出席。14日は約8分の会合後、大手メディア幹部とホテルで約3時間会食した。18日も会合出席は12分で、公明党幹部と約2時間会食。もともと本部会合の時間が短いことから、政府の本気度を疑う指摘もある。