れいわ新選組から比例代表で立候補したお笑い芸人「浅草キッド」の水道橋博士氏(59)が24日、日本維新の会の本拠地・大阪に乗り込み、街頭演説した。

午前10時のJR大阪駅前、御堂筋北口。大阪選挙区のれいわ候補者の応援でマイクを握った水道橋氏は「維新は政党の体をなしていない。2月13日に松井一郎に訴えると脅されて以来、不祥事をチェックしているが、反社のような集団。いつでも1対1で戦う」と、毒舌で維新を猛烈に批判した。

現在、水道橋氏は、日本維新の会代表の松井一郎大阪市長(58)からツイッターの投稿で名誉を傷つけられたとして民事訴訟を起こされ、550万円の損害賠償支払いを求められている。

水道橋氏は、これを個人の言論を封じるために威圧目的で起こす「スラップ訴訟」だと主張しており、当選すれば反スラップ訴訟法を立案する考え。こういった背景もあって、維新批判が止まらなかった。

また、れいわ新選組が掲げる経済政策にも言及。消費税を桃太郎電鉄のキングボンビーにたとえ「25年間キングボンビーが居続けているんです。皆さん、なぜそれに参加するんですか」と呼びかけた。

大阪駅前での約1時間の演説を終えた一行は、大阪市役所前へ移動。松井氏は選挙活動で他県に出向いており不在だったが、水道橋氏は「松井市長に抗議しております。松井市長は例によって登庁していないようですが。首長(くびちょう)をやっている人をクビにした方がいいのではないか」と声高に訴えた。