EXILEのフィジカルトレーナー、吉田輝幸氏が、正しい体の使い方を伝授する「EXILEエクササイズ」。

 第9回は、日刊スポーツ編集局文化社会部のホープ、細江純平記者の投球フォーム改善です。手応えをつかんだ吉田氏は、細江記者の投球のリリースポイントをチェック。尻の筋肉が使えて、軸もしっかりした細江記者のリリースに満足そうです。

 吉田氏

 これがリリースポイントだったら超最高 !

 実はゴルフのインパクトもこれに近い。これぐらい、お尻に力が入っていれば、絶対力が伝わる。抜けてたら伝わらない。それじゃ、これを30秒いきましょうか。

 細江記者

 うっ。

 愛工大名電の左腕エースとして甲子園の土を踏んだ細江記者ですが、お尻の筋肉を使うことを知らず、上半身だけで投げてきました。結果、肩を痛め、腰痛も発症。今回、「体の正しい使い方」の伝道師でもある吉田氏の指導を受け、目からうろこが落ちたようです。

 吉田氏

 エースに恐縮ですが、もう1回、お願いしていいですか。もっと腰を回して、下にたたきつける感じで。今のいいですね。完璧 !

 お尻を締めるとインパクトが強まる。腹だけ力を入れても丸まっちゃうだけで、お尻に力を入れて、骨盤をギュッと立たせることが大事。学生時代に安定性を高めるトレーニングをやってれば、骨盤も動かせて、もっと活躍できてたと思いますよ。

 細江記者

 (調子に乗り)いや~、いい感じ。自然と腕も回りますね。もっと早く分かっていれば、あと10㌔くらい(高校時代のMAXは130㌔台)球速が上がってましたかね?

 そしたら、今ごろプロで活躍してたかも。悔しい !

 一同

 …(絶句)

 第9回おわり。【取材・構成=山田準】