EXILEのフィジカルトレーナー、吉田輝幸氏が、正しい体の使い方を伝授する「EXILEエクササイズ」。第16回は、前回に引き続き、EXILE所属事務所LDHでRIKACOを担当する竹川優一氏の「激痛編」が続きます。前回、ロールとダンベルに似た道具を駆使して太ももの硬さ解消に励みましたが、今回は肩甲骨の硬さを解消する「ゴリゴリ特訓」に悲鳴の連続でした。

 吉田氏は前回、太ももの硬さ改善のため、ダンベル状の器具で竹川氏をもん絶させました。今回も容赦ありません。「特にひどい」と指摘する肩甲骨の硬さを解消する「地獄」のトレーニングに移行しました。

 ★肩甲骨=腕編

 吉田氏

 まず寝た状態で万歳をして(写真1)。腰をそらないで。広背筋(背部の下方にある三角形の筋肉)が硬くなってて、腰をそらさないと手が上がらなくなってます(写真2)。

 ★肩甲骨=肩甲骨編

 吉田氏

 ひざをついて、開いた足の間に体を入れる感じでひじ伸ばして。手のひらが上に向きにくいですね(写真3)。片手ずついきましょうか(写真4)。肩甲骨の周りの背中の筋肉が異常に硬くなってます。この硬いのを柔らかくしていかないと可動域が狭くなってしまいます。

 肩甲骨の硬さをチェックするこの方法は、気軽に誰でもできるという。

 吉田氏

 「腕が上がりにくい」「首が痛くなりやすい」「肩が痛い」とかいう人は、このチェックをすると該当すると思います。ランニングやゴルフでも、肩甲骨の動きが悪いと体の回りが悪くなるし、腕も正しく振れなくなります。「おなか」と「お尻」と「肩甲骨」は会社の三役。この三役が使えてなくていいことは何一つない。それでは肩甲骨の固まっているところを戻していきます。

 第16回<2>につづく。【取材・構成=山田準】

 [2013年12月19日16時44分](2)広背筋が硬いため、腰をそらさないと手が上がらなくなっている(3)ひじを伸ばしても肩甲骨が使えないため、手のひらが上に向かない(4)肩甲骨を意識しながら、腕を伸ばす