EXILEのフィジカルトレーナー、吉田輝幸氏が、正しい体の使い方を伝授する「EXILEエクササイズ」。第19回は、EXILE所属事務所LDHの宣伝担当、篠原大樹氏が、大好きなゴルフの上達を目指し、前回に引き続いて、ゴルフフィットネスプログラム「TPI」推奨のテストに挑戦です。篠原氏は、理想的なアマゴルファーの道を歩めるのか?

 

 前回は(1)姿勢(アドレス)(2)骨盤を回旋するテスト(3)上半身を固定して下半身を動かす、下半身を固定して上半身を動かすテスト(4)お祈りのポーズ(5)オーバーヘッドスクワットと5項目のテストを実施しました。今週は引き続き、第2ラウンドとなる5項目のテストに挑戦します。(6)ひざ立ちで足首の硬さチェック(写真1)

 吉田氏

 どれだけ前に足首を倒せるかどうか。かかとが浮かないように、ひざを前にぐぐっと。これくらいだったら、まあまあかな。それじゃ反対も。左右差を見ます。この角度が鋭角になれば、もっと深くしゃがめるようになります。そこが柔らかくなると、ゴルフで体が早く起き上がったりする動きがなくなる。ゴルフに足首の硬さって意外と関係性があるんです。篠ちゃんは、両足ともにもう少しですね。

 篠原

 (なぜか)ありっす!(ありがとうございますの意味)(7)前屈で足首の硬さチェック(写真2)

 吉田氏

 足をぴたっとそろえてもらって、ひざをぴ~んと伸ばし、このままゆっくり前屈しましょう。つま先がさわれないですね。今度は起き上がって、片足を後ろにして。もう片足を伸ばしたままで地面にさわれるか。後ろの足はひざ曲げていいです。

 篠原氏

 うわっ。

 吉田氏

 はい、OKです。左足の方が硬いですね。左足の硬さで、両足の時に手がつかない。右足は別に問題ない。左足のももの裏だけが硬いですね。(8)肩の動きチェック

 吉田氏

 次は上半身の肩の動きを確認しましょう。肩の横に手をもっていってもらって、後ろにぐううとどこまでいけるか(写真3)。体がなるべくそらないように。横から見て、手の角度が、この棒より後ろにきてるのがいい角度。次に、普通にアドレスの感じで(写真4)。ちょっと前傾すると、手が上がりにくくなる。もう少し肩関節を柔らかくすると、右手の位置がバックスイングの時にぴたっとといい位置にきます。

 篠原氏

 めっちゃ窮屈です。

 吉田氏

 左の方が硬いですね。この位置から手を後ろに。動かないですね。右に比べて左の方が肩関節が硬いですね。肩関節が柔らかくなれば、もっと楽にトップの位置まできゅっと入るようになってくる可能性が高いです。

 第19回<2>につづく。【取材・構成=山田準】

 [2014年1月20日18時45分](2)前屈でつま先に触れない篠原氏。左足の硬さに原因があるようだ(3)肩関節の動きをチェック(4)アドレスの状態で肩関節の動きをチェック。もう少し柔らかくなると、バックスイングも決まる