みなさん、季節の変わり目に体調は大丈夫ですか?

 体力は落ちていませんか?

 「中島史恵のヨガで元気に!」第7回では「戦士のポーズ」を紹介します。太ももやお尻の大きな筋肉を中心に動かし、筋力や体力アップを目指します!

 職場や家庭、毎日の生活で“戦う”おと~さんたちにぴったりの「戦士のポーズ」でインナーマッスルを強化。体の芯から元気になりましょう!

 ──運動しやすい季節になりました。体力とともに筋力をアップしたいです

 中島

 筋力アップにいいヨガのポーズがあります。「戦士のポーズ」に挑戦しましょう!

 スクワットのように腰を落として行うので、太ももやお尻の大臀筋など大きな筋肉を使います。股関節まわりの血液循環もアップ。体幹やインナーマッスルの強化にもなりますよ。

 ──このポーズ、見たことあります

 中島

 ではやっていきましょう。まず、(1)両足を肩幅よりも大きく開いて両腕も水平に開きます。足の位置は、開いた手のひらの少し内側に。体全体で「大」の字を作るイメージです。

 ──これだけでも縮こまった体が伸びますね

 中島

 この姿勢が取れたら、(2)左足のつま先を左側に向けます。右足のつま先は正面を向けたままです。この状態から(3)上半身をぐっと下に沈めていきます。左膝は曲げて、骨盤が前後にずれないよう、上半身は姿勢良く。でも左膝は曲げすぎない。膝の真下にかかとを置きます。より負荷をかけたい場合は、右足の位置を調節して、両足を広げてください。

 ──太ももまわりが伸びている感じです

 中島

 いい感じです。足の裏で床をしっかりと押し、根を張るように。地面を引き裂くようなイメージで、力強く。戦いに行く「戦士のポーズ」なので。そして腕を引っ張られるように、左手をぐーっと遠くに伸ばします。上半身の姿勢は傾かないよう、常にまっすぐに保ってください。目線は指先です。鼻呼吸してリラックスしましょう。吸って、吐いて。

 ──負荷がかかって気持ちよくなってきました

 中島

 いい負荷がかかっていますね。この時、両足の位置にも注意です。左膝が曲がりすぎて前傾になっていないか。右足が開いていないか。正しい姿勢でないと、太ももや腰に負担がかかりすぎてしまうので、気をつけてください。

 第7回<2>につづく。【取材・構成=鈴木絢子】

 [2013年12月11日10時52分](1)体全体で「大」の字になる(2)左足のつま先を左側に向ける(3)曲げたかかとの一は膝の真下