北海道新ひだか町のアロースタッドで9日、種牡馬展示会が行われた。

芝ダート双方で海外G1・2勝を挙げた快速馬パンサラッサ(牡7)など、新種牡馬5頭を含む29頭がお披露目された。

矢作芳人師と吉田豊騎手がマイクを手に取り後押しした。矢作師は「パンサが生まれ故郷に戻ってきました。やはりこの馬と言えばドバイターフ、そして記憶にも新しい昨年のサウジCだと思うのですけれども、自分としては、日高の馬で、日本人の、それも少し落ちかけたベテランジョッキーで勝てたのが、何よりの誇りであります」とユーモアたっぷりにあいさつ。苦笑いの吉田豊騎手は「(産駒には)持っているスピードと精神力の強さ、最後まで諦めないという根性を受け継いでほしい。パンサの子どもたちにも関われる騎手でいたいと思います」と話していた。

また同町の日本軽種馬協会(JBBA)静内種馬場でも種牡馬展示会が行われ、新たに導入された米G1シガーマイルHを含む重賞5勝のシャープアステカ(牡11)が注目を浴びていた。