この動画は、空中でホバリングしているドローン(ファントム3)を着陸させたものです。右スティックを下方向に倒すと、機体は徐々に下降し始めます。上げるときよりも半分以下のスピードにするようインストラクターから教わりました。地面が近づき機体が着地したら、右スティックをそのまま一番下まで倒します。しばらくすると機体はそのままで、プロペラのモーターが止まります。無事、着陸出来ると、正直、ほっとします。

ドローン専用フライト練習場で組み立てた「日刊1号」です。青空の下、白く輝いています
ドローン専用フライト練習場で組み立てた「日刊1号」です。青空の下、白く輝いています

今回、初フライトに成功したこのグラウンドは、横浜市の金沢産業振興センターにあります。首都圏では珍しいドローン専用フライト練習場で、今年の4月にオープンしたばかりです。正規代理店「セキド」が運営し、インストラクターと専門スタッフが常駐しているのでとても安心です。

安全のため、今回は新たに購入したプロペラガードも取り付けました
安全のため、今回は新たに購入したプロペラガードも取り付けました

 入会登録費(1年更新)はオープン記念だったので法人契約で1万800円(通常は1万6200円)でした。個人契約だと5400円(通常8640円)とのことです。法人契約の場合は合計5人まで登録出来ます。

入会登録費とは別に毎回フライト料金がかかります。1コマ3時間で3240円(通常4320円)です。火曜~金曜の10時~13時、もしくは14時~17時を選択出来ます。

グラウンドに置いた「日刊1号」を離陸させます
グラウンドに置いた「日刊1号」を離陸させます

 ネットで空いている時間を探し、今回の初フライトは5月13日の午前の部にしました。午前10時にグラウンドに集合すると、参加者は8人もいました。野球のダイヤモンドが2つ向き合った、かなり広いグラウンドに、コーンで囲まれた練習場が3カ所用意されています。インストラクターから一通り説明を受けた後、3つのグループに分けられました。私を含め初フライトの3人が同じ組に、上級者2人が同組に、それ以外の3人が同組です。それぞれのグループで1人ずつ順番にドローンを飛ばすのですが、交代の目安はバッテリーが1本なくなったときです。DJI社の「ファントム」であれば、通常1本で約15分~20分飛びます。

機体がゆっくり上昇しました。ちょっと腰が引けてます
機体がゆっくり上昇しました。ちょっと腰が引けてます

 バッテリー1本目は夢中になり、あっという間の交代となりましたが、慣れてくると思った以上に時間が長く、いろいろなことを試せます。スタッフに聞いたのですが、上級者になると、練習したい技をひたすら繰り返し、納得すれば途中で帰ってしまう場合もあるそうです。1回の練習時間は3時間ですが、ドローンを組み立てる時間や片付ける時間もこれに含まれます。今回は初フライトでしたが、バッテリー2本分、丸々飛ばすことができ、納得の3時間でした。

ここまで機体が上がると安心です。コントローラーから手を離せば、機体はその場にホバリングし続けます
ここまで機体が上がると安心です。コントローラーから手を離せば、機体はその場にホバリングし続けます

 そして何よりありがたいのは、運営する「セキド」が国土交通省の航空許可を取ってくれているので、我々が飛ばす際に申請するものが何もないのです。しかもインストラクターがいるので、分からないことを、その場で聞けるのです。ドローンを購入すれば分かると思いますが、分からないことだらけです。これは本当に助かります。

これからも、こちらの練習場で地道に練習を繰り返し、早くフライト時間が10時間を超えるよう頑張りたいと思います。

 次回は練習をちょっとお休みして、ニコニコ超会議で体験した「ドローンUFOキャッチャー」を報告します。お楽しみに。【写真部・鹿野芳博】