太平洋えりも町の庶野沖では、五目釣りが本格化している。21日午前5時、朝安丸(佐々木則雄船長、【電話】01466・4・2327)に7人が乗船し、水深90~120メートルを狙った。前日までの大雨でウネリがある悪条件ながら、28~38センチのヤナギノマイが1人20~50匹、35~45センチのアオゾイ2~10匹、55~75センチのマダラ2~5匹と上々の釣果を得た。

 早朝は魚の反応があるものの、食いが悪く苦戦。それでもポイントによってはスケトウやマダラ、アブラコ、秋サケが上がった。時間がたつと本命のヤナギノマイが釣れだした。特大で知られる、えりも沖のヤナギノマイは通常より数が少なかったが、全員ヒット。漁場によって一度に7~8匹上がることもあった。

 アオゾイのタナは底から15メートルほど。池田正二さん(帯広市)はアオゾイを1度に6匹上げ、ヤナギノマイも多数ものにし「満足できた」と笑顔満開だった。「ヤナギノマイ、アオゾイは今後良くなり数釣りできる」と佐々木船長。期待が膨らむ。【リポーター・竹鼻雅己=61】