太平洋日高沿岸で根魚のアブラコやカジカが順調に上がっている。北海道遊釣倶楽部第5回大会納竿会が11日、浦河港からえりも港にかけて、24人が参加し開催された。小雨模様で波が3メートルの悪条件ながら、審査規定匹数(2身+5匹)で最高1600点超えの活気ある釣行になった。

 えりも港の左岸に入釣した大杉和洋さん(31)が1651点の高得点で優勝した。釣り場を変えながら、暗い時間帯でカジカをそろえた。本命のアブラコは午前9時ころヒット。左右に走る手応えで大物を確信。身長賞の53・3センチを釣り上げた。

 2位は佃克俊さん(66)。塩釜で狙いを定めると、直後に大型カジカが上がった。釣り場を変えながらカジカを追加。午前6時ころ、カツオをエサに中投げすると良型アブラコが釣れた。波の影響を考え浦河港から井寒台へ移動した小玉均さん(53)が3位に入った。中型カジカに身長賞の53・3センチのアブラコをそろえた。上位3位までが1300点を超える釣果でシーズン最終戦を終えることができた。【リポーター・藤本康隆=41】

<北海道遊釣倶楽部成績>

 ▽総合(2身+5匹) (1)大杉和洋1651点(2)佃克俊1376点(3)小玉均1330点(4)中島浩樹1268点(5)土本衛1180点▽身長 大杉アブラコ53・3、小玉アブラコ53・3センチ。