放流マス釣りも本格シーズンへ突入。大型が狙える兵庫・猪名川町の管理釣り場「北田原マス釣り場」(日刊銀鱗倶楽部加盟店)へ1月28日、出掛けた。エサ釣り場では増山昭和さん(摂津市)が脈とウキ釣りで25~36センチを25匹釣り、ルアーでは阪部久容さん(箕面市)がスプーンで50センチをゲット。記者も午前10時前からウキ釣りで25~40センチを15匹。元気に走り回るマスとの好ファイトを楽しんだ。

 水温が下がり、マスの活性も上向いてきた。午前10時前、事務所上手のエサ釣り場に入った。水は澄んでいる。スタッフにマスを放流してもらい、まず生イクラのウキ釣りで挑戦。すると開始直後にウキがスパーッと水中へ引き込まれた。

 ウキ釣りはこの瞬間がたまらない。元気いっぱいのマスが走り回る。取り込んだのは35センチ。秋に比べると引きが強い。1時間ほどで25~40センチを8匹追加も魚が水に慣れ、エサに反応しなくなったので釣り場を休め周りの様子を見ることに。

 事務所前では「ここは他の釣り場より型が大きく引き応えが違う」という増山さんが浅場を脈釣り、深場はウキで攻め分け、手前からエサを流し込んで中型をポツリポツリ釣っている。

 ルアー・フライ専用区では阪部さんが50センチをキープしていたので話を聞くと同10時ごろ、からし色のスプーン(2・5グラム)で浅場の底をトゥイッチ(ロッドを小刻みに動かす)で仕留めたという。全体的にルアー・フライに大型が釣れている様子。阪部さんは「1・5~3グラムのスプーンのからし、銀、金、黒色を中心に赤、黄、緑色を混ぜながらローテーションしている。大物を狙うときはフェザージグ(毛針系)が効果的です」と話してくれた。その後、エサ釣り場に戻り午後2時までに6匹追加し25~40センチを15匹で納竿。冬本番のマスの引きを楽しんで釣り場を後にした。【中村和嗣】

 【今後の見通し】マスは1人に25~50センチを約3キロ放流してくれる。水況が安定していれば数、型とも期待できる。雨後は警戒心が薄くなり狙い目。

 【問い合わせ】北田原マス釣り場【電話】072・766・2208。営業は午前7時~午後5時。入漁料大人3700円、女性・小学生以下2200円。半日釣り同2200円、同1700円。エサ常備、釣り竿セット2000円。期間内無休。駐車場あり。

 【交通】阪神高速池田線木部ICから国道173号へ。山下高架手前を左折、県道68号へ。紫合北ノ町の交差点を右折、同12号を北上し北田原へ。電車は能勢電鉄日生中央駅下車。「後川」、「柏原」行きバスで大井バス停下車。