道南えりも町では、釣り大会でにぎわっている。13日、北海道遊釣倶楽部の大会が冬島漁港~襟裳岬漁港の間で行われた。23人が参加し、カジカ、アブラコ狙いで競った。

 天候は曇りで波は1~2メートルだったが、時折ウネリを伴う波が入ってきた。優勝したのは白勢孝信さん(45)で、襟裳岬の通称第4降り口から入釣。暗い時間帯はハゴトコばかりだったが、薄明るくなった頃、カジカの良型が釣れだした。午前5時ごろにはカツオを餌にアブラコの大型47・2センチがきて、その後良型を次々と釣り上げた。2匹身長+5匹重量で1495点の高得点だった。

 小差で2位になったのは安西秀利さん(55)で、同じく第2降り口からの入釣。釣り座を構えるとすぐにイカゴロの餌にカジカの良型が食いつき幸先良いスタートだったが、以後はアタリがなく苦しんだ。朝8時ごろ、カツオを餌にアブラコの45センチオーバーをヒット。そこから、アブラコとカジカの良型が釣れたという。

 3位の細貝喜代信さん(68)は西東洋の六本岩に入り、竿(さお)を出してすぐにカジカ、アブラコを連発し、暗い時間帯に良型をそろえ高得点となった。

 全体を通して見ると、釣れている場所と、釣れない場所がはっきりと分かれた結果となった。身長賞にはタカノハも提出された。タカノハはこれから期待できる時期になってくるので、楽しみがふくらむ。【リポーター・藤本康隆=42】

 ◆成績▽総合(2身+5匹) <1>白勢孝信1495点<2>安西秀利1420点<3>細貝喜代信1383点<4>武市毅1202点<5>藤本康隆1147点▽身長 合月和雄タカノハ48・2センチ。