なんか、寒~い、ブラックバス釣りも厳しいシーズンに突入しちゃいましたネ。そこで、フィッシングナビゲーター永浜いりあが、神奈川・相模湖で違う方法でバスの行動を調査してみました。バス、って食いしん坊さんでしょ? だ・か・ら、大好物のワカサギ釣りをしたら、バスの気持ちも分かるかなぁ~、って。で、親友の声優でプロレスラーの清水愛ちゃんと、格闘家のNORIくんにも手伝ってもらいましたぁ~。

 相模湖って、バスの取材では何回か、おじゃましたことがあるけど、ワカサギは初めてなのぉ~。ワカサギの釣りって、ビニールハウスみたいな船(通称・ドーム船)の中で、割り箸みたいな短いサオで釣るか、氷の穴を掘って寒さに震えながら、というイメージがありませんか。

 相模湖は、違うんです。ちょうど今なら、紅葉がめちゃくちゃきれい。相模湖「柴田」では、ワカサギの回遊するポイントに和船を係留して、そこまで渡してくれるの。なんか磯釣りみたーい。しかも、青空の広がる日なら、暖かい中でワカサギちゃんと遊べちゃう。東京からも車で約1時間だし、JR中央線もあるから電車でも行けちゃうよ。

 さて、今回は、単純にワカサギ釣りじゃなくて、バスが今の時期どういう行動をするのか、そんな調査もしたいんだよねぇ~。

 いりあが相模湖に行ったのは10月19日。全然、寒くなかったよ。しかも、水温が20度台で、まだまだ、ワカサギシーズンとはほど遠い感じ。でも、調査取材だから、頑張っちゃうぞ。

 水深は10メートルもありません。でもね、サオは長い方が有利ですよ。3メートルとかチョー長いサオを使う常連さんもいるけど、1・8~2・4メートルの防波堤の釣りで使うタイプでいけちゃいます。

 あとは、小型リールを装着して、胴突き仕掛けをつけるだけ。あのね、リールは両軸受けでもスピニングでも、あるものを使っていきましょう。仕掛けは15本バリがいいと思いまーす。相模湖のワカサギはどこの層で出るか予測できないんですって。だから、タナを広く調査できる15本バリが最適なの。仕掛けを2個連結させるのもナイスアイデアね。

 エサはアカムシがいいみたい。柴田によると「サシよりも、相模湖のプランクトンの質がアカムシ系なのかもね」とのこと。相模湖のワカサギは平均が大きいの。10センチ超のヒット確率が高いんだって。で、実際にやってみたんだけど、いりあのやった日は、まだ小ぶりなのね。8センチ前後だったかなぁ。アタリもポツポツ。午前中で30匹ぐらい。でも満足できました。きれいな景色も見ることができて、おいしい空気も吸えて、釣りを楽しむにはサイコーの環境でしたよ。

 これだけではさみしいので、援軍が来てくれました。清水愛ちゃんが、いりあとはちょっと離れてサオを出してくれました。一気に4匹を釣ったり、場所がちょっと違うだけで、アタリも違うみたいね。

 それと11月9日には、ワカサギ釣り初挑戦のNORIくんも相模湖に来てくれました。な、なんと、午前中だけで64匹。しかも、最長で13センチ。写真でみるとNORIくんが大きすぎて、ワカサギが大きいのが分からないけど、かなり立派なワカサギなんですよ。

 あっ、ワカサギ釣りに夢中になっていて、バスの行動調査を忘れてしまった! でもね、ワカサギの行動はよく分かったもんね。朝方は底中心でヒットして、午前10時以降は15本バリの上でもキャッチできました。さらに、午後になるとすべてのハリにパーフェクトに掛かることだってあるらしい。

 つ・ま・り、バスを狙うなら、朝はボトム(底付近)、太陽が出てきたら宙層でハードルアーを泳がせたりするといいかもね。

 まず、純粋にワカサギ釣りを楽しんでください。初心者にも楽しめる相模湖のワカサギですよぉ~!

 ▼ボート 相模湖「柴田」【電話】070・3660・6363。ボートレンタル、係留ボートへの渡しは午前6時から。1人3000円~。