午後1時半すぎ、潮が上り潮に変わると、常連はすぐに和歌山側に移動。向かい風を受けながら頑張る。そして同2時半ごろ、戸田さんに大物がヒット。スロー巻きで引き上げていると、ゆっくりとサオが絞め込まれ重みが増す。タモ入れしたのは、この日一番の見事な29センチ。「日中で、このサイズが釣れるなら、3月からの半夜釣りでは尺級が狙えるね」と目を輝かせた。

 結局、記者は1匹止まりだったが、同公園では毎日のように25センチ超が上がっており、西薮園長も「日中で良、大型がこれだけ釣れるのは数年ぶりだ。この分なら、型狙いの本番を迎える3月からの半夜釣りにかなり期待が持てますね」と笑顔で話してくれた。【中村和嗣】

 【今後の見通し】例年、日中のメバル釣りはウイリーサビキでの小型釣りが中心だが、今年はサバ皮サビキで20センチ超の良型が釣れているので、3月から半夜釣りが始まれば良、大型への期待が高まる。サバ皮サビキ釣りはあて潮が絶対条件。また潮の流れによってオモリの調整には注意が必要だ。

 【問い合わせ】とっとパーク小島【電話】072・447・5126。釣り料金は大人1500円、小人750円(午後3時以降は大人1000円、小人500円)。開園は午前7時から午後6時(3月から午前6時~午後8時)。定休日は金曜日(祝日は開園)。

 【交通】南海電鉄の多奈川駅からコミニュティバスを利用し「海釣り公園とっとパーク小島」下車。車は阪和自動車道の泉南ICを出て国道26号に入り深日中央交差点を右折。府道65号(岬加太港線)を小島方面へ走り約10分。無料駐車場有り(約100台)。