春三番まで吹き荒れて、もうそこまで桜の咲くシーズンが到来しそうだが、東京湾では何やら異変が起きている。2月1日から釣り解禁となったメバルは30センチ近い大型の姿があちらこちらで…夜景のきれいなナイトメバルに挑んだ。

 東京湾では3カ月、メバルの釣りを禁漁にしている。2月1日が解禁となるが、夜メバル釣り(週末の土日曜限定)となると、寒さが先に立って、ほとんどの釣り宿が様子をみている状態だ。その中で鶴見「新明丸」は4日から始めた。

 なんと、好調だ。例年だとメバルはそんなに釣れない。カサゴの方が主体となるため、3月ごろには「夜カサゴ五目」なんてタイトルになることもある。

 今年は「夜メバル」で継続しそうだ。新明丸によると、昨秋のころは30センチ台のメバルばかりがヒットしたという。「おそらくその残りかもしれないが、メバルの30センチ前後が釣れる。今年は期待できそう。特に今がチャンス、今でしょ!」と「ヒデちゃん」こと高橋英夫船長があおってくる。

 この日は本紙のヘラブナ釣りで登場する服部紫野さんにサオを握ってもらった。海釣りは、ほぼ初めて。それでも尺メバルを連発した。「底でオモリをトントンしていたら、根掛かりでなくなってしまった。オモリがもったいないので、底から50センチほど浮かしたら、カサゴとは違うキュンキュンしたアタリ。おめめパッチリのメバルちゃんでした」と大喜び。

 メバルが回遊するタナ(魚の泳層)は、その日によって違うので、仲間4人ぐらいでチームを組んで、別々のタナを攻めて「その日のヒットポイント」をいち早く探して、ガッツリ釣ってみましょ。今年のメバル、いいですよぉ~!