マーリンズ・イチローが、2試合連続で3度目のマルチ安打と初適時打を記録した。

 ナショナルズ戦に「5番右翼」で出場し、2回1死無走者で96マイル(約155キロ)の速球を左翼線安打。4回2死二塁では適時右前打を放ち、次打者の二塁打の間に俊足を飛ばして得点した。故障で出遅れたがここにきて調子を上げており、マッティングリー監督も「イチはバットが振れている。こうして打席を重ねれば彼は準備ができる」と信頼を寄せた。試合前にはWBC米国代表のイエリチを祝福。「よかったですね。イエリチ、もし負けてたら(日系だから)決勝、日本代表で出られたのかな」と笑っていた。(ジュピター=水次祥子)