プレーバック日刊スポーツ! 過去の12月8日付紙面を振り返ります。2007年の1面(大阪版)は広島からFA宣言した新井貴浩内野手(現広島)の阪神入団会見のもようを伝えています。
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トラの新井が誕生した。広島からFA宣言した新井貴浩内野手(30)が7日、大阪市内のホテルで阪神入団会見を行い「虎でも最低100打点」を誓った。広島でも昨年、今年と2年連続で100打点を挙げているが、阪神でもポイントゲッターを使命とする。背番号は広島、星野ジャパンと同じ「25」に決定。ポジションや打順は白紙の状態だが「自分の力で奪っていく。勝負強いバッティングで期待に応えたい」と力強く話した。
涙のFA宣言からちょうど1カ月。星野ジャパンでの主砲としての活躍を経て、タイガースファンが待ち焦がれていた「阪神新井」がついに誕生した。
「自分を評価していただいて本当にうれしい。その期待にしっかりと答えられるように頑張りたい」。集まった110人の報道陣を前に、最初は緊張の表情だった。だが、岡田監督からタテジマのユニホームを手渡されると、表情を和らげて満面の笑み。「身が引き締まる思い。実感も沸いてきました」と、虎の一員になった喜びを噛みしめた。
目指すは3年連続の100打点だ。打撃でのこだわりを問われた新井は即答した。「打点です。試合に勝つためには打点は重要。点を取らないと勝てないですから」。昨年は広島で100打点、今年も102打点を記録。阪神は今季、12球団最低となる518得点に甘んじており、得点力アップのためにも、1点でも多く得点を稼ぎ出す決意だ。「最低ライン? そうですね。まあ最低というか(100打点が)基本だと思って頑張りたい」と、ポイントゲッターとしてチームの勝利に貢献するつもりだ。
現時点で打順は未定だが、岡田監督は新井をクリーンアップで使うことを明言。新井も「バッティングを期待されていると思うので、まずは勝負強いバッティングをしたいと思う。(レギュラーは)自分の力で奪っていく」と力強く答えた。
FA宣言から入団発表までは激動の1カ月だった。五輪予選に向けた国内合宿中には、予選に集中するために一時、虎への思いを封印。だが、優勝できるチームでやりたいという思いにブレはなかった。チームメートとなる矢野や球児ともコミュニケーションを図り「2人ともすごく勝ちたいという思いを持っているのが伝わってきた」と刺激も受けた。ファンの期待も大きいが「注目度がすごいのは分かっています」と、覚悟も決めている。
五輪予選を戦った疲労は残っているが、ゆっくり休んでいる暇はない。来季に向けた準備期間は例年よりも約1カ月短く「絶対に練習できる時間を確保することを前提にオフのスケジュールを考える」と新井。「環境が変わって、また1からのスタート。そういう気持ちで来てますから」と、新天地での活躍に向け、自らを奮い立たせた。
※記録と表記は当時のもの



