ソフトバンクが9回に猛反撃したが敗れた。5点差を追う9回、今宮の犠飛で1点返し、なおも2死満塁とチャンスを拡大。オリックス守護神平野から5番デスパイネが三塁線を破る2点適時打を放った。さらに2死二、三塁と1打同点の場面をつくったが中村晃が投ゴロに倒れゲームセット。この日は序盤に6点を奪われ劣勢だったが、最後に意地を見せ工藤公康監督(53)も「最終回にいい攻撃が出来た。明日につながる」と前を向いた。

 前日28日に左膝裏に死球を受けた柳田が欠場。中堅に上林、右翼に明石を入れるなど苦しい状況で、なかなかAクラスへ浮上できないでいる。明日30日は今季2度目の先発となる寺原に託す。