日本ハム主将の西川遙輝外野手(27)は9日、ZOZOマリンでの全体練習後に、開幕延期というNPBの判断を耳にした。

「仕方ないこと。対応できないとプロではないと思う。しっかりとプロフェッショナルという責任感と自覚を持って、そのことを言い訳にしないように、選手それぞれ準備しないといけない」。自身に言い聞かせるだけでなく、チーム全体へメッセージを放った。

新たな開幕日は、まだ決まっていない。先が見えない不安もあるが、やるべきことは決まっている。「僕の場合は、あまり調子が上がってこない状態だった。ちょっと期間が設けられたので、多くの時間を費やしてピークに持っていければいい」。前向きに現実を受け止めるのは、我慢を強いられているファンのためでもある。

西川 オープン戦も見られていない状態なので、楽しみにしている人には残念ですけど(プロ野球を)やらないわけではない。待っていてもらえれば。その分、情けない姿は見せられないし、チームとして「見に来て良かった」「我慢して良かった」と思ってもらえるように、この期間を過ごさないといけない。

新型コロナウイルスの感染拡大が早く収束することを願いながら、自分のできることだけに専念する。