巨人小笠原道大内野手(38)が5日、宮城県庁を訪問し、目録1000万円を村井知事に手渡した。東日本大震災で孤児となった子どもたちの支援に充てる。日中は機動隊、石巻市の病院へ足を運び、復興へサポートを続ける方々と直接話した。

 交流戦は故障中で仙台に足を運ぶことができず、ずっと気になっていたという。「皆さんが前を向いて進んでほしい。1人の人間として、手助けすることができたら、と思う。支援は何らかの形で継続していきたいし、自分はそれを励みとする。プレーで魅せて、笑顔になってくれたら、と思う。あらためて『やらなくちゃ』という気持ちが強くなった」との言葉と実直な語り口に、優しい心根がにじみ出ていた。小笠原は岩手、福島両県にも同様の寄付を行っている。