大相撲の東横綱稀勢の里関(31=田子ノ浦)は9日、九州場所(12日初日・福岡国際センター)への出場を明言した。全休した先場所を含め3場所連続で休場していたが、1年納めの場所で再起を期す。

 新横綱優勝を遂げた3月の春場所で左上腕などを痛めた稀勢の里関は、5月の夏場所を途中休場。7月の名古屋場所は左足首を負傷して途中から休んだ。調子が上がらず、9月の秋場所も全休を決断したが、10月の秋巡業序盤から精力的に稽古するなど出場に向け調整し、徐々に武器の左おっつけを見せるなど回復ぶりを示していた。